[ChangeLog]g0org : Groundzero Organization.

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ChangeLog July 2008

Wed Jul 2 16:49:32 2008

o つづきですよ。 あらすじ ―― 社運を賭けた新商品「新感覚!クッパ味のえび形せんべい『クッパえびすェん』」 を脳内開発したえびす食堂であったが、 「やめられまい、とまるまい」というキャッチコピーに問題があると指摘され、 計画は (最初から見えていた) 暗礁に乗り上げた。 「暗礁に乗り上げたってゆうの一度つかってみたかった。かっけくね?」と、 社長小林は肩をおとしてガッツポーズ。 早々にビール方面へ舵を切るえびす食堂の船旅は順風満帆だ ――。

  今般は OPM ガバキックの真髄「弐番形」を解説するものである。 弐番形は暴力的なキックと低体脂肪率を追求してきたものであり、 無駄をそぎ落として極限まで鍛え上げ、洗練された結果が室伏広治なのです。 それを一部踏まえて基準を以下の gk とする。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 0 5 0 28 0 4 0 0 0
Op.2 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15
MML o1 (<f+,>c)*6 & (c,>f+)*6< r16 r8

  パラメラをば改めて見てみますと、 どういう音色なのか容易く想像できるほど簡素なパラメラであることが、 改めて見てみたことによる改められた視点で認識が改められました。 解説用に極限までシンプルにしたってのもありますがね。 なんなら全て 0 でも構いません。何かしら鳴ります。

  いぢくるパラメラは基本的に Op.1-4 の RR と Op.1 の TL だけですよ。 スィークェンス (MML) は壱番形のときと若干異なっておりますが、若干だからいいです。 ではお聞きください、酪農二番勝負。

  • 酪農二番勝負 [mp3] [zms]
  • 一本あらし男意気 [mp3] [zms] (比較用)

  壱番形の基準と比べたらけっこうなものですが、 ガバキックとしてはクロアチアのどのご家庭にもあるようなもんですよ。 5 箱で 278 円だ。

  弐番形の「色」調整は Op.1 の TL をいじくるだけです。ヤダカンタン! とりあえず上げ (減算) てみましょうかね。 (パラメラは Op.1 のみ示す)

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 0 5 0 27 0 4 0 0 0

  わずかに△△△が増しました。 TL=30 くらいから TL=13 あたりまで、 気分的には 32767 段階も幅広く使えるンで、-1 の変わり様はこんなもんだ。 ホ〜ラどんどん上げるわよ。

  徐々に賑々しく。ガンからブインにかけての盛り上がり具合が良い按配だ。 ももっとピッキョー。 ちまみみ、先ほどの△は伏字ではなくメタファです。 今は△△▽△△です。

  TL=20 からの変わり方の変わり様が変わってますね。 平塚の工業高校レベルになって参りましたが、平西には程遠いです。 遠足のしおりに「奇声を発しない」とか書かれてましたからね。 でも青池くんは下校時に登校してきて「ア、もう終わったの? なんだ損した」 と、特注のボンタンをなびかせて帰っていく、話のわかる人間でした。

  これ以上はノイズですよ。SR を短くすればまだまだィヶますがね。 TL の変更だけで斯様に多彩な表情を見せるものです。 複数のパラをいじくる壱番形と比べたら実に簡便。さすが室伏。

  わたしの好みは TL=17 なので、これをもっと平西に近づけてみましょう。 壱番形のときと同様、エグいのは RR を伸ば (減算) すべきで、 おなかが痛いのはもう通用しないものですから、RR=5-5-5-5 を RR=3-4-4-5 にしますよ。 基準 gk から変更した部位を情熱色で以下に示す。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 0 3 0 17 0 4 0 0 0
Op.2 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15
  • TL=17 RR=3-4-4-5 [mp3] [zms]

  中々良い按配。この gk を野田くんと命名。 燃えているストーブに灯油をぶちまけて「ファイヤ〜〜! うおやべえ!」と言いつつ更に灯油を噴射するのが野田くんです。 RR を揃えない理由は壱番形解説で書いたよに、 Op.1 から 4 にかけて絞っていく (小さい値から段階的に大きい値にする) と、どうにかなる。 同じ事を二度書かせるな。

  コリコリした食感も少し欲しいという欲張りさんは、SR をちょいと縮め (加算) れば良い。 SR=8 にでも。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 8 3 0 17 0 4 0 0 0
Op.2 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15
  • TL=17 RR=3-4-4-5 SR=8 [mp3] [zms]

  もうちょい SR を縮めると基準 gk に近いキックになるものです。 以下 SR=15。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 15 3 0 17 0 4 0 0 0
Op.2 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15
  • TL=17 RR=3-4-4-5 SR=15 [mp3] [zms]
  • TL=28 RR=5-5-5-5 SR=0 [mp3] [zms] (比較用)
白バイ野郎ジョン&パンチ

  基準 gk と似たような感じですが比較するとおわかり頂けるよに、 SR=15 のほうがアタックが鋭くて余韻がビリビリきてましょう。はい仰る通りです。 エンヴェロープのグラフを並べて比較すればわかりやすいものですが、 グラフは作ってないンで白バイ野郎でひとつ。


  気は進みませぬが、RR を縮めると以下のようになる。 SR=8 で RR=6-3-3-6 にしてみる。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 8 6 0 17 0 4 0 0 0
Op.2 31 0 0 3 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 3 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 6 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15
  • TL=17 RR=6-3-3-6 SR=8 [mp3] [zms]
  • TL=17 RR=3-4-4-5 SR=8 [mp3] [zms] (比較用)
  • TL=28 RR=5-5-5-5 SR=0 [mp3] [zms] (比較用)

  跳ねる感じになりましたな。この gk をパシりなら誰にも負けない中村くんと命名。 ヤンジャンを買ってきて熊沢さんに蹴りを入れられるのが得意技だ。 なぜならば、ビーバップが載っていたのはヤンマガだからだ。

  RR を伸ばすとエグさが増すヮヶですが、 もうしとつのエグ増手段として MUL=3 DT2=1 という小枝も御座います。 Op.1 の MUL=4 DT2=0 を MUL=3 DT2=1 にするのです。 野田くんにそれを適用してみるならば、こうなるのだ。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 8 3 0 17 0 3 0 1 0
Op.2 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 5 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15
  • TL=17 RR=3-4-4-5 SR=8 MUL=3 DT2=1 [mp3] [zms]
  • TL=17 RR=3-4-4-5 SR=8 MUL=4 DT2=0 [mp3] [zms] (比較用)

  野田さんです。 重量感は薄まりましたが (シーケンスをいじくれば重くできる)、 ポヤヤ〜〜んと「揺れ」が巻き起こりましたよ。 通常 DT2 はバイヨーンという必殺枝を繰り出す際にみっとも格好良いポーズと共に用いられるもので、 ユラユラさせたい場合は DT1 を用いる (AL=5 では効果ありませんが) ものですが、 なぜか DT2 でユラユラです。 なんでかよくわかりませんが、ヒアルロン酸とかのアレだと思います。 この小技は壱番形でも有効だ。

  さきほどの中村くんに小枝を突き刺してみますと、こうなるものだ。 パラメラは省略。

  • TL=17 RR=6-3-3-6 SR=8 MUL=3 DT2=1 [mp3] [zms]
  • TL=17 RR=6-3-3-6 SR=8 MUL=4 DT2=0 [mp3] [zms] (比較用)

  野田さんの小枝に比べてポヤヤ〜〜はぜんぜんありませんし、 「野田さんの小枝」という表現は誤解を招きそうですが、 盛り上がり具合は増強されてますね。まったく仰る通り。 ついでに基準 gk に小枝を差し込むと、どうなるものか。こうしてくれるわあ!!!!!!!!!!!

  • TL=28 RR=5-5-5-5 MUL=3 DT2=1 [mp3] [zms]
  • TL=28 RR=5-5-5-5 MUL=4 DT2=0 [mp3] [zms] (比較用)

  あんまり変わらんね。意気込んだのに恥ずかしいです。びっくりマークを 10 ヶもつけたのに。 エグめのパラメラにしないと効果が薄いようだ。

  次に「尺」調整ですが、野田くんのくだりでほとんど書いちゃいましたから、 基本的に RR をいじくるだけですよ。お好みで SR も。 基準 gk の RR=5-5-5-5 を全部 -1 してみるかね。

AR DR SR RR SL TL KS MUL DT1 DT2 AME
Op.1 31 0 0 4 0 28 0 4 0 0 0
Op.2 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.3 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
Op.4 31 0 0 4 0 0 0 2 0 0 0
AL FB OM
5 7 15

  壱番形解説の際、「RR=0 だとルナーボールで摩擦係数を 0 にしたときと同様にいつまでも鳴りつづける」 といったことを書きましたが、実際 RR=0 にしたことは無かったもので、ついでにやってみましたよ。 以下 RR=0-0-0-0 である。ガバキック壱発で 1 分 41 秒です。

  「けっこう鳴り続ける」に訂正します。 以下、縮ませ。

  壱番形の尺調整でも書きましたが、 ●●から●●にかけて●●を●っていくと●●な●●になるヮヶです。 三度も書かせるな。伏字にしてやる。 RR=6-6-6-6 や RR=7-7-7-7 より RR=5-6-6-7 のほうが自然ですね。はい仰る通りです。 僅差にこだわるもヨシ、揃えるもヨシ、今日も何もしないまま一日が終わるもヨシ。 つまりは好みだ。

  以上、弐番形の解説で御座いました。 イメージとしては 3 行で解説が終わりました。 TL を下げる色調整をさっぱりやり忘れましたが、面白くないのでキャット。

  解説で使った zms と mp3 を以下にまとめといてやりましたから、 いっこっつダウンロースするのがかったるい人間はもらっとけばいいよ。 最後に書くなというハナシですが、わたしもそう思います。 ついでに壱番形のファイルズもまとめときましたよ。

  これで基礎を終えましたから、次回は応用の巴形ですよ。 オランダの風車を逆回転させられるくらいの迫力は出せます。 少し複雑になりますが、とっても簡単です。イメージ的にはボタン壱発です。 二階で目薬だよ、そんなもん。

o 解説の対象を「むつかしいことはどうでもいいからガバキックを轟かせたいオランダ人」と定め、 FM 音源のシクミやらパラーメーターの意味やら、 MML のカラクリなんぞを全てハショって実践的な解説をしているものですが、 そもそもそんな奴はサンプリングして使うだろうという事に、今気づきました。

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